今回は生徒さんからレッスンの休会や、レッスン回数の変更を希望された際の対応についてお話します。
生徒さんから「来月のレッスンは休み(休会)にしたい」もしくは「レッスンの回数を今月は減らしたい」などの申し出があった場合、ご判断は様々かと思いますが、望ましくないケースは下記のようなものになります。
「生徒さんが頻繁に休会を希望するようになってしまった」
「毎月のようにレッスンの回数の変更を希望してくるようになってしまった」、、等々。
特に優しい先生、生徒さんの都合を優先してあげようとする先生にこのような問題が多く起こってしまうようです。
もちろん健康上の問題、仕事や学校の問題で、休会が納得のできるような理由の生徒さんもいれば、
ただ気楽に休会を口にしてしまう生徒さんもいらっしゃるので、
それらの対応を一緒くたにするわけにはいきません。
ですがいずれにせよレッスン代を生活の糧としている先生にとっては深刻な問題になってしまいます。
「休会や変更は一切認めません」となると、それを理由に退会してしまう方もいるかもしれませんので、下記のような対応がおすすめです。
★「今月休みの場合はその分のレッスン回数を翌月、翌々月で振替える対応になります。いつが都合が良いですか?」
★「レッスン回数を減らしたい場合は翌月に振り替える形で対応します。翌月までの都合の良い日を調整して下さい。」
★「休会やレッスン回数の変更は通常行っていないのですが、今回は特別に対応させてもらいますね。ちなみにどのような事情か教えてもらって良いですか?」
★「(レッスン曜日が固定の場合)この曜日を希望している他の生徒さんやお問い合わせをお断りしている状態ですので、なるべく休会はお控え下さいね」
★「教室の方針として休会やレッスン回数の変更などは行っておりません。今回は特別に対応させていただきますね」
★「今回だけは対応させてもらいますね。次回からは振り替えの形になると思いますのでよろしくお願いします」
ポイントとしては【あくまで休会やレッスン回数の変更は特別な対応であり、気軽に利用できるものではない】
という意思、雰囲気を生徒さんに伝えることだと思います。時には毅然と伝えることが必要ですね。
その点が伝わってさえいれば生徒さんも本当に困っている状況(休会か、退会かしか選べないような)の時以外に、
気軽に休会やレッスン回数の変更の希望をしなくなるかと思います。
もちろん、体調の問題など防ぎようのない理由の時は生徒さんの気持ちを汲んだ上で、講師が判断するのが望ましいかと思います。
またコンスタントなレッスンをすることが生徒さんの上達にも繋がることをお伝えして、お互いにとって良い結果を引き出せるといいですね!